臨牀透析 Vol.41 No.7(4)


特集名 透析患者の心臓病のすべて―インターベンションを中心に
題名 冠動脈疾患の治療(外科的治療)
発刊年月 2025年 07月
著者 熊田 佳孝 松波総合病院心臓血管外科
【 要旨 】 透析患者における冠動脈疾患は,びまん性かつ高度石灰化を伴う多枝病変が多く,経皮的冠動脈インターベンション(PCI)よりも冠動脈バイパス術(CABG)が推奨される例が多い.透析患者は心機能低下や合併症が多く,全身動脈の石灰化やフレイルによる手術リスクも高いため,的確な術前評価と周術期管理が不可欠である.本稿では,CABGにおけるグラフトの選択(特に大伏在静脈の意義),off pump CABG(OPCAB)の有用性,石灰化に対する吻合技術,さらには心筋保護や人工心肺使用の可否など,術式の工夫について解説する.さらに,透析患者におけるCABGとPCIの長期予後の比較や,手術成績の向上に寄与する因子についても言及し,透析患者における外科的治療の最適化に向けた知見を紹介する.
Theme Comprehensive management of heart disease in dialysis patients : focusing on interventional approaches
Title Surgical treatments of coronary diseases
Author Yoshitaka Kumada Cardiovascular Center, Matsunami General Hospital
[ Summary ] No Summary
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