特集名 | 透析医療のgender diversity | |
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題名 | 検査データの性差 (1) 腎性貧血 | |
発刊年月 | 2022年 09月 | |
著者 | 椿原 美治 | 滋慶医療科学大学大学院 |
【 要旨 】 | 一般成人のヘモグロビン(Hb)値を性別に比較すると女性のほうが低値である.最大の要因は月経出血であるが,閉経後年齢においても女性のほうが低値である. 腎性貧血にも同様の性差が存在し,女性のHb値は男性より低値であり,また赤血球造血刺激因子製剤に低反応性を呈する. この要因として,性ホルモン環境の相違が挙げられ,男性ホルモンは造血亢進作用を有し,女性ホルモンはエリスロポエチン産生を抑制することが知られている. 腎性貧血治療のガイドラインなどでは,性別の研究がないことから,目標Hb値は同等に扱われている. しかし,Hb値の低い女性のほうが長寿であることを考慮すると,貧血と生命予後などとの関連に関する研究には性差を考慮すべきである. |
Theme | Gender diversity of dialysis medicine | |
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Title | Gender diversity in renal anemia | |
Author | Yoshihara Tsubakihara | Graduate School of Medical Safety Management, Jikei University of Health Care Sciences |
[ Summary ] | No Summary |