臨牀透析 Vol.37 No.1(4-5)


特集名 腎性貧血治療のこれまでと,その新しい展開
題名 これまでの腎性貧血治療 (5) 栄養障害から見たCKD患者の貧血
発刊年月 2021年 01月
著者 小船 雅義 札幌医科大学血液内科学
著者 堀口 拓人 札幌医科大学血液内科学
著者 井山 諭 札幌医科大学血液内科学
【 要旨 】 腎障害ではエリスロポエチン(EPO)産生の低下を介した骨髄関連の異常が発症する.具体的には,EPOレセプターを発現する赤芽球におけるエリスロフェロン産生が低下し,肝実質細胞におけるヘプシジン産生が増加する.その結果,消化管粘膜血管側におけるフェロポーチン-1 の発現が低下し,消化管における鉄吸収が低下する.このほか,腎障害により直接的に高ホモシステイン血症,葉酸欠乏および亜鉛欠乏が発症する.ホモシステインの代謝には葉酸およびビタミンB12が関わる.これらの栄養素の相対的低下は貧血や腎障害を増悪させるのみならず,皮膚,粘膜,神経系および貧血を惹起するため,適切に補充療法を行うことが必要である.
Theme Treatment of renal anemia: past and evolution
Title Anemia in CKD patients from the viewpoint of nutritional deficiency
Author Masayoshi Kobune Department of Hematology, Sapporo Medical University
Author Hiroto Horiguchi Department of Hematology, Sapporo Medical University
Author Satoshi Iyama Department of Hematology, Sapporo Medical University
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