臨牀透析 Vol.36 No.8(8)


特集名 バスキュラーアクセス ― トラブルを少なくするために
題名 動脈表在化の適応と問題点
発刊年月 2020年 08月
著者 室谷 典義 JCHO千葉病院腎センター
著者 白鳥 享 JCHO千葉病院腎センター
著者 大森 聡 JCHO千葉病院腎センター
著者 石井 公祥 JCHO千葉病院腎センター
著者 杉原 裕基 JCHO千葉病院腎センター
【 要旨 】 わが国は世界一の超高齢社会となっており，透析歴の長期化，高齢透析患者の増加が著しい．心機能の低下した患者には心負荷のないバスキュラーアクセス（VA）である動脈表在化が良い適応である．しかしながらわが国の2008年と2017年のVAの全国統計では，表在化の割合は1.8％のままである．2008年の透析患者の高齢化率（65歳以上の割合）は55.1％，2017年のそれは67.1％と報告されている．当院で行ったVA手術のなかの動脈表在化の割合を2008年と2017年で比べると13.4→38.4％であった．透析患者が心不全で亡くなっても「透析患者だから」と片付けられているかもしれない．循環器内科医との密な連携が大事であろう．
Theme The systematic approach to reduce the vascular access problems
Title Artery superficialization (adaptation, problems)
Author Noriyoshi Murotani Japan Community Healthcare Organization Chiba Hospital
Author Toru Shiratori Japan Community Healthcare Organization Chiba Hospital
Author Satoshi Omori Japan Community Healthcare Organization Chiba Hospital
Author Masayoshi Ishii Japan Community Healthcare Organization Chiba Hospital
Author Hiroki Sugihara Japan Community Healthcare Organization Chiba Hospital
[ Summary ] No Summary
戻る