臨牀透析 Vol.36 No.5(3-1)


特集名 近未来の透析医療
題名 AI・ICTを用いた透析管理 (1) Explainable AIを用いた腎性貧血治療の適正化
発刊年月 2020年 05月
著者 友杉 直久 金沢医科大学総合医学研究所
著者 越野 慶隆 みずほ病院
【 要旨 】 近年脚光を浴びている人工知能(AI)は,おもにパターンを認識する機械学習に基づき,ビッグデータから自動的に特徴を抽出し答えを提示するが,その過程はブラックボックスであり説明はできない.しかし,臨床の現場では個の症例の病態を説明できることが必須である.そのためには,特徴抽出プログラムとしてのシミュレーションとAIを融合させた設計が必要であると考えている.生体反応の断片的な少ない情報を深い洞察でつなぎ合わせシミュレーション化し,そのつなぎ目の調整にAIを利用するのである.腎性貧血の場合,赤血球産生系のシミュレーション化が有用であり,説明できるAIの標的はヘモグロビン(Hb)ではなく赤血球数である.
Theme Perspective on dialysis therapy in the near future
Title Explainable artificial intelligence for optimal management of renal anemia
Author Naohisa Tomosugi Medical Research Institute, Kanazawa Medical University
Author Yoshitaka Koshino Mizuho Hospital
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