臨牀透析 Vol.36 No.5(2-3)


特集名 近未来の透析医療
題名 未来の透析室・透析機器の展望 (3) 血液透析装置の近未来
発刊年月 2020年 05月
著者 山下 芳久 埼玉医科大学保健医療学部臨床工学科
【 要旨 】 透析装置は現在まで,モデルチェンジごとに進化し,除水制御機構,自動化機能,モニタリング機能,安全制御機構など安全で質の高い透析療法を提供し,今後も進化していくものと考える.透析通信システムは,透析装置間の通信共通化から施設間の情報共有,さらには災害時の施設間通信など,近未来に向けて,なおいっそうの発展が期待される.在宅血液透析用透析装置は,遠隔モニタリングシステムをさらに充実させ,在宅血液透析の適正化と安全性の向上がはかられると考える.wearable 透析機器などの可能性としては,抗血栓性などの問題から未だしばらくは時間が必要といえる.今後の透析装置は,AI(artifi cial intelligence)やIoT(internet of things)を導入活用して,さらに進歩していくものと考える.
Theme Perspective on dialysis therapy in the near future
Title Hemodialysis equipments in the near future
Author Yoshihisa Yamashita School of Clinical Engineering, Faculty of Health and Medical Care, Saitama Medical University
[ Summary ] No Summary
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