臨牀透析 Vol.36 No.5(1-1)


特集名 近未来の透析医療
題名 近未来の透析医療 (1) 医師の立場から
発刊年月 2020年 05月
著者 川西 秀樹 土谷総合病院
【 要旨 】 日本の透析患者生存率は世界のトップとなっている.これは透析機器・血液浄化器の開発,透析システムの整備に多くを負っており,学会,臨床工学技士会,業界の協力関係が大きな役割を果たしてきた.しかし世界一の生存率であると誇っているが,それが逆に新たな治療技術の開発へのモチベーションを弱め,生存率の頭打ちとともに透析療法自体の老齢化が徐々に進展してきているのかもしれない.今後,原点に立ち返って個々の症例に合った透析治療を再考する必要があるであろう.透析療法のイノベーションをはかるために,学会,技士会,業界のさらなる協力関係とともに,次世代への透析科学の伝承が重要となる.
Theme Perspective on dialysis therapy in the near future
Title Proposals for dialysis system in the near future
Author Hideki Kawanishi Tsuchiya General Hospital
[ Summary ] No Summary
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