臨牀透析 Vol.36 No.10(2-2-2)


特集名 透析患者における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)/透析患者のADLとQOL―その評価法と対策
題名 ADLとQOLの評価法 (2) 機能的自立度評価法(FIM)
発刊年月 2020年 09月
著者 矢部 広樹 聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部理学療法学科
【 要旨 】 機能的自立度評価法(FIM)は“しているADL”,つまり実生活で実行しているADLの状況を評価する方法である.患者のADL障害の程度に加えて,介助者の介護負担度も表す指標であり,リハビリテーションの分野で多く使用されている.介助の運動項目13項目と認知項目5項目で構成され,各1~7点の7段階評価であり,満点が126点,最低点が18点の評価である.評価の採点は,大きく介助者が必要か否か(自立か否か),介助が必要か否か(監視か要介助か),そして介助が必要な場合は介助量の視点から評価される.透析患者は透析前後や在宅・通院などで“しているADL”が異なることが多く,医療者の目的に合わせて評価の場面を設定する必要がある.
Theme COVID-19 infection in dialysis patients / Activities of daily life and quality of life in dialysis patients―the assessment methods and measures
Title Functional independence measure (FIM)
Author Hiroki Yabe Department of Physical Therapy, School of Rehabilitation Sciences, Seirei Christopher University
[ Summary ] No Summary
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