臨牀透析 Vol.25 No.10(8)


特集名 終末期にある透析患者への対応
題名 透析中止に関連する法的問題
発刊年月 2009年 09月
著者 竹中 郁夫 もなみ法律事務所/弁護士
【 要旨 】 医療において患者の自己決定権は,できるかぎり尊重されなければならないが,同時に医師が患者の死の希望を満たせば,殺人罪などの刑法犯罪に問われる危険がある.もちろん,尊厳死についての特別法は定められていないものの,判決例においては,臨死患者への治療中止について検討されたものもみられる.生と死の問題について,法がクリアカットな解答を提示することは非常に困難な状況であり,医師はこの難しい問題について大きな悩みを抱きつつ,患者の尊厳を確保する作業に取り組まざるをえない.
Theme How to Correspond to Chronic Dialysis Patients in End-of-Life Stage
Title Legal issues related to dialysis cessation
Author Ikuo Takenaka Monami Law Office
[ Summary ] No Summary
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