臨牀消化器内科 Vol.37 No.3(8)


特集名 非B非C型肝癌を繙く
題名 ウイルス制御後発癌リスク因子としての生活習慣
発刊年月 2022年 03月
著者 南 達也 東京大学医学部附属病院消化器内科
著者 建石 良介 東京大学医学部附属病院消化器内科
【 要旨 】 本邦ではこれまでウイルス性肝炎が肝癌の主要な原因であったが,C型肝炎に対する直接作用型抗ウイルス薬(DAA),B型肝炎に対する核酸アナログ製剤が登場し,ほとんどの症例でウイルス制御可能となった.このウイルス制御時代において,ウイルス制御後の肝発癌は残された課題の一つである.発癌リスクとして年齢や男性,肝線維化進展,AFP高値などがこれまで報告されてきたが,生活習慣関連因子もウイルス制御後肝発癌に寄与していることが示された.発癌サーベイランスにおいてリスク因子として考慮する必要がある.生活習慣関連因子は介入可能であり,外来における教育,指導は重要と考えられる.
Theme Unraveling Non-B, Non-C Liver Cancer
Title Lifestyle as a Risk Factor for Hepatocarcinogenesis after the Viral Control
Author Tatsuya Minami Department of Gastroenterology, The University of Tokyo Hospital
Author Ryosuke Tateishi Department of Gastroenterology, The University of Tokyo Hospital
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