臨牀消化器内科 Vol.36 No.3(2-6)


特集名 感染症と消化器―診断と治療:感染症専門医から消化器内科医へのアドバイス
題名 消化器領域で重要な微生物感染症の特徴 (6) 赤痢アメーバ症,ジアルジア症
発刊年月 2021年 03月
著者 荒川 悠 神戸大学医学部附属病院感染症内科
【 要旨 】 消化器内科で受診しうる原虫感染症について概説する.アメーバ症では腸管アメーバ症と,腸管外アメーバ症でそれぞれ特徴や治療期間が微妙に異なる.とくに腸管外アメーバ症は近年の問題として抗体検査が使用不能となっており,診断のためには病歴聴取や画像検査などを駆使して総合的に判断せざるをえない.ジアルジア症は旅行者下痢症としての側面が強いが時として慢性化することがあり,慢性下痢症の鑑別の一つとして留意しておく必要がある.いずれも5類感染症であり,届け出が必要である.
Theme Progress in Advanced Endoscopic Treatments for Upper Gastrointestinal Tumors
Title Amebiasis and Giardiasis
Author Yu Arakawa Division of Infections Diseases, Kobe University Hospital
[ Summary ] No Summary
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