| 特集名 | 感染症と消化器―診断と治療：感染症専門医から消化器内科医へのアドバイス | |
|---|---|---|
| 題名 | おもな消化器感染症の抗菌薬療法の進歩 (5) 肝膿瘍の抗菌薬療法 | |
| 発刊年月 | 2021年 03月 | |
| 著者 | 野崎 由迅 | 埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科 |
| 【 要旨 】 | 細菌性肝膿瘍は代表的な腹腔内感染症の一つである．発生率に地域差があり，とくに東アジアで多く見られる．古典的には背景疾患による感染経路が重要視されていたが，近年はとくに台湾を中心とした地域でprimary liver abscess（背景疾患のない肝膿瘍）と，原因菌となる高病原性のKlebsiella pneumoniaeに注目が集まっている．症状は非特異的であり臨床医が鑑別に挙げることが診断において重要である．ドレナージは診断にも治療においても必須である．抗菌薬選択は，可能なかぎり原因菌推定のための手段（微生物学的検査）を講じたうえで，患者の状態に基づいて行うべきである． | |
| Theme | Progress in Advanced Endoscopic Treatments for Upper Gastrointestinal Tumors | |
|---|---|---|
| Title | Pyogenic Liver Abscess | |
| Author | Yujin Nozaki | Department of General Internal Medicine, Saitama Medical Center, Saitama Medical University |
| [ Summary ] | No Summary | |