臨牀消化器内科 Vol.35 No.13(4)


特集名 肝硬変診療の新時代
題名 肝硬変の栄養療法:理論と実際
発刊年月 2020年 12月
著者 白木 亮 岐阜大学大学院医学系研究科消化器病態学
【 要旨 】 肝臓は栄養素の代謝および貯蔵に中心的な役割を果たしており,肝機能の低下した肝硬変では,高頻度に栄養障害が出現する.適切な栄養療法を行うにあたり,栄養状態の評価が必要である.とくに近年,サルコペニアが肝機能と独立した予後因子であることが数多く報告され,筋肉の評価も重要である.実際の栄養療法としては,蛋白低栄養患者への分岐鎖アミノ酸製剤による栄養療法やエネルギー低栄養患者への就寝前軽食による栄養療法は,肝機能のみならず予後やQOL改善効果も報告され,さまざまなガイドラインで推奨されている.
Theme Diagnosis and Treatment of Cirrhosis: The Beginning of a New Era
Title Nutritional Therapy for Cirrhosis: Theory and Practice
Author Makoto Shiraki Department of Gastroenterology (Internal Medicine) Gifu University Graduate School of Medicine
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