IBD患者さんへの羅針盤


潰瘍性大腸炎とクローン病 改訂第3版

  • 【著】 多田 正大
  • 【ISBN】 978-4-88875-223-7
  • 【本体価格】 2,000円
  • 【刊行年月】 2009年 10月
  • 【版組】 A5判 並製
  • 【ページ数】 247ページ
  • 【在庫】 あり
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残念ながらIBD診療に革命的な進歩が見られなかった10年間でしたが,新しく使用できるようになった薬剤を中心に,1999年に発刊したものにに加筆しました.
主な内容
第1章 原因-原因不明の病気といわれているが?
腸炎には2種類ある/非特異性腸炎とは?/増加しているIBD/なぜIBDが増加している?/IBDは原因不明の疾患
第2章 病態-病気を正しく理解するために
炎症の深さ/病変範囲/クローン病の肛門部病変/活動期と緩解期/潰瘍性大腸炎の症状/クローン病の症状/IBDと合併症/潰瘍性大腸炎とクローン病の違い/潰瘍性大腸炎の重症度評価/クローン病の重症度評価/IBDは大腸ガンになりやすい?/IBDは「治りにくい病気」
第3章 診断-正しい診断を受けるために
要領よく症状を説明する/医者が知りたい症状/医者が嫌う応答/大腸のX線検査/小腸のX線検査/大腸の内視鏡検査/生検とは?/血液検査は何を調べる?
第4章 確定診断がついたあとの手続き-特定疾患医療給付制度について
IBDと診断されたらすぐにしなければならない手続き/特定疾患医療給付制度の手続き/どのような特典がある?
第5章 薬物療法-薬の正しい服用の仕方と副作用
BDの薬物治療は後追い治療/ステロイドとは?/ステロイドの使用法/リンデロン坐薬の使い方/直腸・S状結腸炎型に効果があるステロイド注腸療法/ステロネマ,プレドネマの使い方/テロイドを虫垂から注入する/ステロイドの内服/ステロイドの静脈注射/ステロイド動注療法/ステロイドの副作用/ステロイドをやめるときかつての特効薬・サラゾピリン/ペンタサ/ペンタサにも副作用はある/免疫抑制剤/抗アレルギー薬/漢方薬/その他の薬剤/白血球除去療法/クローン病の治療薬レミケード/薬剤治療の原則/潰瘍性大腸炎の薬剤治療の原則/クローン病の薬剤治療の原則難治性の炎症が続く場合/緩解期になれば薬剤を減量する/ステロイド依存症/維持療法
第6章 食事と栄養療法-適切な食事制限のために
食事療法の基本/目安となるカロリー/好ましい食品と避けるべき食品/調理方法にも注意/おおよそのカロリー計算の仕方/脂肪はIBDの胃腸に大敵/食事日記で知る食物アレルギー/栄養療法とは?/3種類ある経腸栄養剤/科学的には理想的な成分栄養剤/2種類ある消化態栄養剤/栄養療法の効果/どのように栄養療法を行うか?/健康食品について
第7章 外科治療-できれば避けたい外科手術
どのような時に手術を行うのか?/潰瘍性大腸炎の絶対的手術適応/中毒性巨大結腸症とは?/クローン病の絶対的手術適応/相対的手術適応/手術をすれば潰瘍性大腸炎と決別できるか?/クローン病は手術後の再発が多い/潰瘍性大腸炎の手術法/1クローン病の手術法/切らずにできるバルーン拡張術/クローン病の肛門病変
第8章 心理療法-精神面のサポートが大切
IBDの心理テスト/バウムテスト/潰瘍性大腸炎患者は自信をもつこと/消化器科ではできない心理療法
第9章 妊娠と出産-元気な赤ちゃんが欲しい
IBDは遺伝しない/計画出産のすすめ/うっかり妊娠した場合/栄養療法を継続して無事出産
第10章 明日に向かって-上手なIBD学習の仕方
より良いQOLを目指して/今,この時を大切に/仲間と一緒にストレス発散/病気を見詰める勇気/IBDクラブはどこにある?/BDクラブだけがすべてではない/医者選びも寿命のうち/セカンド・オピニオン/明日に向かって
コラム
病理用語の解説/タバコとIBD/CDAI/検査が楽になる内視鏡/ステロイドと骨粗鬆症/骨粗鬆症の予防と治療/薬の有効率/エイコサペンタエン酸が効く?/永井 明さんが健康食品を切る