臨牀透析 Vol.27 No.11(2-3)


特集名 透析患者の家族支援を再考する
題名 [各論]認知症を合併する透析患者の家族支援―「プラスアルファ」の支援技術
発刊年月 2011年 10月
著者 藤原 久子 長崎腎病院・MSW
著者 林田 めぐみ 長崎腎病院・MSW
著者 原田 孝司 長崎腎病院
著者 舩越 哲 長崎腎病院
【 要旨 】 近年は,核家族化,夫婦のみの高齢世帯の急増と家族力の低下が著しいなか,認知症を有する透析患者は急増している状況である.家族側としてみれば,透析患者の介護に重ねて認知症の介護となると,心身ともにそれは大変なものがある.だからこそ,私たち医療スタッフの家族支援も,より重要なものとなるが,本来の家族支援に比べて,「プラスアルファ」の支援技術が必要となる.まず私たちは,認知症について十分に理解を深めたうえで,もっとも重要と思われる,家族の認知症受け入れのための支援を行う.この受け入れの成否は,家族関係の過去,未来を変えるくらいの大きなことであり,その後に行われる社会資源の導入は,慎重に行う必要がある.
「心を取り残さず,心を受け止めてからの実際の支援でなければならない」を肝に銘ずることが,大切である.
Theme Reconsidering of Support for Dialysis Patients' Families
Title Family support for dialysis patients with dementia
Author Hisako Fujiwara Nagasaki Jin Group MSW
Author Megumi Hayashida Nagasaki Jin Group MSW
Author Takashi Harada Nagasaki Jin Group
Author Satoshi Funakoshi Nagasaki Jin Group
[ Summary ] No Summary
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