臨牀透析 Vol.20 No.10(2-4)


特集名 透析医療におけるコミュニケーションスキル
題名 [各論]服薬コンプライアンスとコミュニケーションについて
発刊年月 2004年 09月
著者 岡 美代子 北里大学病院薬剤部・薬剤師
著者 橋村 裕子 北里大学病院薬剤部・薬剤師
【 要旨 】 薬は,患者に正しく服用されて初めて期待する十分な効果が得られ,その本来の目的を達しうるものである.そのため,指導を行う薬剤師は,自己コントロールができる人間であり,患者への心配りや思いやりをもって温かみのある指導を心がけ,患者との信頼関係を築き,コミュニケーションのとり方を理解して指導に当たりたい.薬を服用しない患者の裏側に隠された感情を,患者とのコミュニケーションの中で解決することも薬剤師の使命である.最終的にその薬を服用するかしないかは,患者の意思によるものであり,医薬品の情報開示と心理的サポートは切り離せないものと思われる.薬剤師主導型で患者に押し付けの指導を行わないよう,患者がどのような説明を期待しているのかを見極め,コミュニケーションをとりながら心に余裕をもって指導に当たりたい.
Theme Communication Skill in the Dialysis Medical Treatment
Title Compliance and communications
Author Miyoko Okazaki Department of Pharmacy, Kitasato University Hospital
Author Yuko Hashimura Department of Pharmacy, Kitasato University Hospital
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