本Videoは,2015年9月5日佐久医療センターと東京・ベルサール半蔵門を結んで行われたEndo-Skill Update 2015の内容を約4時間20分に編集し,2枚のDiscに収めました.


Endo-Skill Update 2015 Blu-ray Disc Video

  • 【代表世話人】 小山 恒男 佐久医療センター 内視鏡内科
  • 【世話人】 小野 裕之 県立静岡がんセンター 内視鏡科
  • 【世話人】 矢作 直久 慶應義塾大学病院 腫瘍センター
  • 【世話人】 山本 博徳 自治医科大学 光学医療センター
  • 【世話人】 豊永 高史 神戸大学医学部附属病院 光学医療診療部
  • 【Guest Faculty】 上堂 文也 大阪府立成人病センター消化管内科副部長
  • 【Guest Faculty】 藤井 隆広 藤井隆広クリニック 院長
  • 【Guest Faculty】 野中 康一 NTT東日本関東病院消化器内科
  • 【ISBN】 978-4-88875-285-5
  • 【本体価格】 17,500円
  • 【刊行年月】 2016年 03月
  • 【版組】
  • 【在庫】 僅少
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序説 限界への挑戦
世界中の様々なライブデモに参加してきた.その多くは,基本的手技の提示と講演が中心である.しかし,Endo-skill updateは違う.基本的手技はもちろん大事だが,通常では断念するような状況をエキスパートがいかに乗り越えるのか?ここを提示したいと思ってきた.Facultyたちには迷惑な話だが,ライブのF1だと思って企画している.
エキスパート達は,これから起こることを予告し「いかに短時間且つ安全に克服するのか」を実践で示す.うまくいった場面を編集した講演からは得られない,貴重な経験を味わうことができる.
ESU2015ではT1bが疑われる広範な胃癌症例,SSA/PやLST,T1bも否定できない0-IIc型食道癌と盛りだくさんである.診断Facultyである大阪府立成人病センターの上堂は拡大観察のみならず,通常観察,インジゴカルミン散布下の観察が重要であることを明確に解説した.NTT東日本関東病院の野中は食道扁平上皮癌診断を解説し,NBI拡大内視鏡で大きさを計測する新たな方法を供覧した.そして藤井隆広クリニックの藤井は,開業しても尚,追求し続けている診断学への情熱を熱く語ってくれた.
ESDは小野,山本,豊永が,それぞれ個性あふれる手技を供覧してくれた.小野は穿孔から気腹になった際の留意点を適切に示し,穿刺脱気の方法,術後管理も供覧することができた.山本はポケット法のコツを詳細に解説し,豊永は体部病変特有の線維化や太い血管に対する対処法を詳細に解説した.小山は新しいESDデバイスであるHookKnifeJ(送水機能付きHookナイフ)を用いて,局注針を一度も使用しないESDを供覧した.
日本で開発されたESDが海外で評価されると同時に,内視鏡診断の重要性も海外で理解されるようになってきた.ESUへも海外からの参加者が増加しており,討論は自然と英語になりつつある.同時通訳を用いず,英語で自由に討論できるよう,聴衆を含め,修行を積んでゆきたい.

2016年元旦に動画編集を終えて
ESU代表世話人
佐久医療センター内視鏡内科 小山恒男
Case 1:A gastric flat elevated lesion
Diagnostic Faculty:Noriya Uedo, M.D.
ESD Faculty:Hiroyuki Ono, M.D.
Case 2:A colonic flat elevated lesion
Diagnostic & EMR Faculty:Takahiro Fujii, M.D.
Case 3:An esophageal depressed lesion
Diagnostic Faculty:Koichi Nonaka, M.D.
ESD Faculty::Tsuneo Oyama, M.D.
Case 4:A gastric flat lesion
Diagnostic Faculty:Noriya Uedo, M.D.
ESD Faculty:Takashi Toyonaga, M.D.
Case 5:A colonic flat elevated lesion
Diagnostic Faculty:Takahiro Fujii, M.D.
ESD Faculty:Hironori Yamamoto, M.D.
*Blu-ray Discは,高解像ですが,Blu-ray専用再生機で再生してください.