肝疾患の最新の知見.診断・治療をOverviewとトピックスに分けて解説


肝疾患Review 2006-2007

  • 【【監修】】 小俣 政男
  • 【【編集】】 河田 純男/白鳥 康史/工藤 正俊/榎本 信幸
  • 【ISBN】 4-88875-184-6
  • 【本体価格】 8,800円
  • 【刊行年月】 2006年 05月
  • 【版組】 B5判
  • 【ページ数】 280ページ
  • 【在庫】 なし

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主な内容
第一部 Overview
1.肝炎の基礎
  • ―HCV粒子形成系の確立とHCV増殖制御機構解明の展開
2.グローバルな視点からみた肝炎の臨床
  • A型肝炎の問題点/B型肝炎の疫学・病態の海外との差異/C型肝炎の疫学・海外との差異/E型肝炎の疫学・海外との差異/EBV・CMV肝炎の重症化
3.グローバルな視点からみた肝癌の診断
  • 肝癌の画像診断up-to-date/腫瘍マーカー
4.グローバルな視点からみた肝癌の治療
  • 肝癌治療の現況/肝癌抑止のトータルケア
5.非ウイルス性肝障害
  • メタボリックシンドロームにおける肝障害と治療/肝線維化の分子機構と抑制療法/肝再生医学の進歩
第二部 トピックス
1.肝炎の基礎
  • HCVの感染メカニズム/HCV増殖システム/HCV粒子形成システム/肝炎ウイルスと自然免疫/インターフェロンによるHCV増殖制御とその問題点/ウイルス肝炎のGenomics/肝炎ウイルスとRNA Interference
2.肝炎の臨床
  • ワクチン追加接種は必要か(10-15年後の抗体価)/B型肝炎治療の方策(核酸アナログ)/C型肝炎治療の方策/移植後肝炎再発治療―最近の展開(移植前治療も含めて)/開発途上のB型肝炎治療薬/開発途上のC型肝炎治療薬(免疫抑制剤など)/C型肝炎とインスリン抵抗性
3.肝癌の診断・治療
  • MDCTとMRIをどう使い分けるか/CTHAとCTAPはどうような症例に行うか/造影エコーはどのような場合に行うか/SPIO-MRIはどのような場合に行うか/非B非C肝癌は増えているか?/肝癌の治療効果判定/転移性肝癌の治療/Realtime Virtual Sonography(RVS)/どのようなタイミングでどのような患者に肝移植のオプションを勧めるか/進行肝癌の治療戦略/移植と肝細胞癌/日本における移植はCost Benefitか
4.非ウイルス性肝障害
  • 新規アディポサイトカイン(ビスファチン)とインスリン抵抗性/Fibroscanによる無侵襲な肝線維化測定とその意義/電子スピン共鳴CTイメージング/鉄代謝遺伝子群とヘモクロマトーシス/星細胞のプロテオミクス解析/肝臓における組織幹細胞と「癌」