本書の企画に当たって
我が国の維持透析患者数もそろそろ20万人を超えそうな勢いで増え続けておりますが,昔も今も心不全をはじめとする心・血管系合併症が死因の半数前後を占めております.また,透析患者の高齢化もすすみ,ますます心・血管系合併症の対策が重要となってまいりました.
そんなわけで,今回「透析療法における心・血管系合併症と対策」なる書を企画いたしました.
本書が透析医療に従事する医療スタッフのバイブルともなる良書として出来上がることを期待しております.なお,コメディカルスタッフにも興味をもって理解していただけるよう,できるだけ図表を多用し,わかりやすく解説していただければ幸いです.
編 者